課題:大規模災害における安全確保や修復体制はどのように担保されるのか。
大規模災害における安全確保や修復体制がどう担保されるのか。「(仮称)ロフティ長久手久保山 新築工事」に対し近隣住民が感じた課題を共有します。長久手市と事業者は、このような住民の声・意見にもしっかりと耳を傾けていただきたいと思います。
この度、長久手市久保山 1521番地に13階建ての高層・分譲マンションが計画されています。賃貸マンションであればこれから続く長いビル寿命の間、管理者の所在が明確で、ビルの安全管理が行き届くと推測されますが、分譲マンションでは入居住民の間では長期的立場に立った管理は殆ど不可能と判断できます。
このような高層分譲マンションを第 1種住宅地に沿って建築するということはビルの老朽化への対処問題の他、近く起こるとされている巨大地震に対する倒壊問題、一部損傷による修復問題、などは入居する新住民と近隣住民の両者にとって命の安全を確保する取り返しのつかない問題と思います。分譲マンションは建設時の欠陥などが内在していても、当初その欠陥を指摘できないことと建築責任者は後刻存在しない可能性もあり、取り返しのつかない問題を長久手市及び長久手市民が抱えることになります。
よって、“住みよいまちづくり”を標榜する長久手市は高層分譲マンション建築に対し、既住民と新住民のために何か規制に尽力戴く道はないものかとここに筆をとった次第であります。
【資料】 熊本地震被災したマンションが直面したこと
2016年の熊本地震では、新耐震基準(1981年以降)を満たしていたマンションでも、地盤の液状化や構造的な問題により傾斜や亀裂が発生した事例が報告されています。